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ブログ・鈴木 邦成
輸出管理とロジスティクス
2009年3月23日
先週末、京都大学で開催された安全保障貿易学会の研究大会に参加するために京都に行って参りました。
京都市内は好天に恵まれた三連休の真ん中ということもあり、多くの人で賑わっていました。外国人観光客の姿も多々、目にしました。
輸出管理についての研究
安全保障貿易学会では原子力処理の一連のプロセスに対する考察、南アジアにおける地政学的分析と輸出管理などについての研究発表、討論が行われました。
武器輸出、大量破壊兵器などが「ならず者国家」などの手に渡らないようにいかに輸出管理を行っていくかということについて多面的、多層的な議論が行われました。
ちなみに近年は「大学における輸出管理」も大きな注目を集めています。最先端技術、施設、製品開発などについて大学を通して海外に情報が流出する恐れがあることに留意する必要があるというのです。
モノの流れを考える上で「海外へのモノの流れをいかに調整、規制、管理していくか」ということは今後、さらに重要度を高めていくことになるでしょう。この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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