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ブログ・鈴木 邦成
グローバルな視点からの人材育成
2009年6月8日
国際ビジネスニュースの重要性
雨模様の日も多くなり、梅雨が迫ってきているのを感じます。
景気のほうはようやく湿っぽい状態から脱しつつあるようですが、ここにきての原油の値上がり状況が気になります。
我が国の物流業界の動向も、国際経済、グローバル社会の動静を踏まえて考えなければならない時代となっているので、日々、国際的なビジネスニュースに注目することが、ますます重要になってきているように感じられます。
グローバルな視点からの人材育成
経済のグローバル化をふまえた国際的な人材育成の必要が、ロジスティクス分野でも出てきています。
しかし、実際に若手社員などを海外に研修に出したり、留学経験のある語学堪能な人材を採用したりすることは景気低迷などの逆風もあり、容易ではないようです。
けれども国際的な視点を踏まえて物流、ロジスティクスについて海外の方と膝と膝を突き合わせて話し合える若手人材をそろえていかなければならないはずです。
アジア各国は空港、港湾のハブ機能の強化などをこの10年近く続けてきましたが、それにあわせてロジスティクス分野の国際性豊かな人材育成も進んでいるように見受けられます。
近年、我が国の国際競争力の強化の必要性が叫ばれていますが、国際感覚のある物流人をいかにシステマチックに育成していくかということも、今後の大きな課題のように思えます。
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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