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ブログ・鈴木 邦成
ロジスティクスの視点を組み込んだ企業経営
2009年6月24日
拙著『絵解きすぐわかる産業廃棄物処理と静脈物流』(鈴木邦成著、日刊工業新聞社)が全国有名書店、ネット書店などに並び始めました。
循環型社会の実現のためには静脈部門の高度な物流システムは不可欠です。
その点をふまえ、本書では環境に対応した動脈、静脈をリンクさせた物流システムの構築を念頭に置き、拡大する静脈ビジネス市場、産業廃棄物処理のプロセス、書類の作成方法、静脈物流の戦略的な構築などに章を割いています。
企業経営とロジスティクス
企業経営におけるロジスティクスの重要性はますます高まってきています。
そこで今後、ロジスティクスの視点を経営の中にこれまで以上に組み込み、同時に経営の中にロジスティクスの視点をかみ合わせるという流れが出てくるように思えます。
たとえば、
① 物流マンが経営の手法をこれまで以上に熟知する
② 物流担当ではない中間管理職などが経営上に必要なロジスティクス知識を体得する
③ 企業の競争力を高めるためのロジスティクス理論の研究チームを産学連携で組成する
④ 新しい物流ビジネスモデルをさまざまな産業のベンチャービジネスの創出により活用する
といったことを企業教育の中で実践していくのです。
物流・ロジスティクス戦略の優劣が企業の浮沈に大きな影響を及ぼす時代が到来したといえるでしょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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