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ブログ・鈴木 邦成
パーソナルロジスティクスの時代
2009年7月26日
インターネットビジネスのキーパーソンを3人あげるとすると、web 2.0の提唱者であるティム・オライリー氏、ネットワーク理論の提唱者であるダンカン・ワッツ氏、グーグルのCEOであるエリック・エマーソン・シュミット氏ということになるのではないでしょうか?
パーソナルロジスティクスの高度化
各自が携帯電話、PCでウエブに常時アクセスできる環境を有するようになると、身の回りの情報武装も充実させたいと思う気持ちが強まってくるのではないでしょうか。
さらにいえばパーソナルストレージを持ち、「個人として必要なモノを必要なときに必要なかたちで使えるようにする」というパーソナルロジスティクスを強化する傾向も出てくるように思えます。
タクシーにも追跡システムが装備されていますし、ICタグのついたプリペイドカードなどを通勤、通学定期に使い使えば、毎日の通勤、通学経路の履歴も残ります。
しかも、その気になれば自分の本棚やクローゼットの保管、在庫情報を整理し、パソコンで管理できるようにもなっています。
すなわち、ある種の「パーソナルウエアハウスマネジメントシステム」の需要も出てきているわけです。
今後はビジネスロジスティクスだけではなく、パーソナルロジスティクスに対する関心が高まってくるともいえましょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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