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ブログ・鈴木 邦成
パーソナルロジスティクスの視点
2009年7月29日
どうやら暑さも本格的になってまいりました。
自宅で飼っているハムスターもハウスの中でげんなりしています。
家庭内の不動在庫
前回触れた、パーソナルロジスティクスの続きともなりますが、家庭の洋服ダンス、クローゼットなどのあまり着なくなった衣服類を下取りするというビジネスモデルが流行っています。
たんに値引きをするのではなく、下取りを行うことによって、消費者にクローゼットの中の「家庭内在庫」を一掃してもらって、商品購入の下地作りをしようという狙いもあります。
消費者が自然に洋服ダンスの中の不良在庫、不動在庫の処理を進められる環境を企業側が考えたおもしろい戦略といえるかもしれません。
そして個人的な視点から考えれば洋服ダンスや靴箱をじょうずに整理するということも、パーソナルロジスティクスの実践につながっていくということがいえると思います。
消費者が快適なパーソナルロジスティクスを実践でき、かつ企業がその過程でビジネスを展開できるような仕組み作りを考える時代に来ているのかもしれません。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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