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ブログ・鈴木 邦成
新型インフルエンザと物流業
2009年8月18日
夏場であるにもかかわらず新型インフルエンザの猛威が衰えません。
物流センターなどでの集団感染のリスクについても想定し、物流現場での手洗い、うがい、マスク着用などの感染予防対策を徹底しておく必要が出てきています。
パンデミックと物流
秋から冬にかけての本格的な流行が気になるところですが、パンデミック(大流行)となった場合、社会活動は外出や生産を控える動きを受けて低調になるでしょう。
ただしそれでも物流の重要性は衰えません。
外出を控える動きが強くなるのならば、宅配便などの需要は高まるはずです。
医薬品、医療品、あるいは食料品などの緊急輸送、緊急出荷などについても注目が集まることになるはずです。
また感染防止の視点から、物流ルート全体における衛生管理の充実も必要性を増すことになるでしょう。
そうした点をもふまえて日本物流団体連合会では「物流業における新型インフルエンザ対策ガイドライン」の策定を進めています。
新型インフルエンザが秋、冬にかけて大流行すれば、物流業界にも相当な影響が及ぶことは避けられないわけですから・・・。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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