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ブログ・鈴木 邦成
将来の東アジア物流
2009年11月11日
オバマ米大統領の来日
オバマ米大統領の来日が日本経済にプラスに働くよい刺激を与えてくれることを期待しています。
鳩山政権が力を入れる方針を示している「東アジア共同体」構想に米国が加わることになるのかどうかも、興味深いところです。
もちろん、東アジア共同体構想が実現すれば、アジアのヒト、モノ、カネの流れが大きく変わることになるでしょう。
経済共同体の先輩格である欧州連合(EU)の場合はここまで来るのに十数年かかりましたが、欧州統合により、物流を含めて社会環境が激変しました。
それを踏まえて考えると、我が国の担う国際物流機能もその影響を受ける可能性が少なくありません。
高まる中国での物流に対する関心
ところで我が国ではこの数年間で物流に対する考え方、意識、理解などが大きくプラスの方向に変わりましたが、ここにきて中国でも物流の重要性に対する関心が急速に高まっているようです。
急成長を続ける中国市場における物流の重要性は今後、さらに高まっていくことは間違いありません。
ただし、今後の中国におけるロジスティクス概念の浸透度が気になるところです。
経営陣がロジスティクスの重要度を理解していても全社的にロジスティクスの概念を浸透させるのにはかなりの時間がかかることになるからです。
トップ、あるいは管理職の考え方をいかに全体に広めていくかということが大きな課題となっているともいえましょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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