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ブログ・鈴木 邦成
リテールロジスティクスの進歩
2009年12月7日
オープンスカイ協定の影響は…
オープンスカイ協定で日米間の航空輸送の諸環境は今後、大きく変わっていくことになりそうです。
オープンスカイで日米航空路線の市場構造は大きな影響を受けることになります。
航空部門における「黒船来航」ともいえる大事件と認識してもよいかもしれません。
もちろん、当然ながら国際航空貨物輸送、航空ロジスティクスにも新しい動き、流れが出てくることになるのではないでしょうか?
リテールロジスティクスへの注目
わが国の産業構造が輸出主導の「モノづくり」の重視から内需拡大型の「モノの消費」へと変換する中で、ロジスティクスのウエートも生産物流から販売物流へと移りつつあるようです。
これまでは国内の工場、工場倉庫、あるいは工場に近いロケーションのセンターから消費地へと運ばれていた物品が、海外からダイレクトに入ってくるようになると「消費地に近いセンターの重要性が必然的に高まる」というわけです。
すでに工場の海外移転などが進み、小売業メインの産業構造となっている英国などではその傾向が顕著化し、リテールロジスティクスが大きく進化しています。
そして、オープンスカイの実現で海外の生産拠点と日本の消費地がよりクイックかつタイムリーなオペレーションが可能になるかたちで結ばれるならば、わが国のリテールロジスティクスがさらなる効率化を実現する可能性が高まってくるとも考えられるわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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