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ブログ・鈴木 邦成
リバースロジスティクスの視点からの海運
2010年2月3日
東京の雪
東京に雪が舞い、交通機関などの乱れ、物流への影響も懸念されましたが、翌日は好天となり、大きな混乱は生じなかったようです。
ただし、東京は肌寒い日がまだ多く、コート、上着をなかなか手放すことはできないようです。
船舶の廃油処理
先日、船舶の呼称の話を書きましたが、今回は船舶の廃油処理について。
船舶の燃料などから出てくる廃油は船上で処理されたあと、集油船で運ばれるなどして、陸上の処理施設タンクに保管、それから陸上処理が行われ、再精製されたり、サーマルリサイクルとして燃料に使われたりしています。
もっとも廃油にもさまざまな種類があります。
たとえば、船舶の機関室区域から漏れた燃料油などが船底に流入して海水などと混じった油性混合物は「ビルジ」と呼ばれています。
また船舶の航行中のバランスなどをとるために二重底になっているバラスト部分に油が入れば、油性汚水となることもあります。
廃油をしっかり処理することが環境にやさしい海上輸送につながるともいえましょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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