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ブログ・鈴木 邦成
ロジスティクスを取り巻く社会環境の変化への対応
2010年4月21日
不況の出口は?
首都圏の物流不動産マーケットはここに来てやや回復傾向が見えてきたように感じられます。
ただしアイスランド噴火の欧州物流への今後の影響や米国市場の最近の不安定な動きなど、世界経済のマイナスの波動が気になります。
輸出重視から輸入重視への方向変換
ご存知のように我が国の産業構造は長らく輸出中心に構築されてきました。
けれどもこの10年でマーケットは輸入を軸に回転するようになりました。
ところが我が国の物流インフラ、物流体系の大枠はその急回転に追いついていないというのが実情のように思えます。
中国をはじめベトナム、インド、南米などからの輸入貨物の増加にいかにタイムリーかつ低コストで高い物流品質を維持していくかということがますます重要になってきています。
その点をふまえて、空港、港湾エリアのロジスティクス面からの刷新をより深く考えていく必要もあるでしょう。
日本を取り巻く国際物流環境のさまざまな変化により敏感に対応していくことが 求められているわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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