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ブログ・鈴木 邦成
回収物流システムの構築
2011年1月7日
日本企業のアジア進出
タイにある通称「ミニ大田区」というのをご存知でしょうか。
日本の製造業を支える中小企業群が終結している東京都大田区がそのまま移ったような工業団地がタイに出現しています。
日本の多くの製造業は海外に活路を見出しているのですが、いずれこの動きはそう遠くない将来、確実に物流業界にも及んでくるように思えます。
回収物流システムの効率化
「物流の戦略化は動脈物流部門だけで精一杯で、とても静脈物流部門までは及ばない」というのではこれからの企業経営を円滑に進めていくことは容易とはいえないでしょう。
リサイクル、リユースなどの回収物流システムについても企業が効率化を進める必要性が出てきています。
リサイクル量の推移などを綿密に予測し、スムーズに回収を行えるシステムを戦略的に構築していくことが重要になってきているのです。
そうした流れの中で、回収物流の構築に通い箱システムを戦略的に導入する企業も増えています。
回収にリターナブルボックスなどを活用することで廃棄コストの節約を図ることが可能になります。
もちろん、リターナブルの包装箱などのサイズは積載効率、保管効率などを最大限に発揮できるように設計されなければなりません。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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