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ブログ・鈴木 邦成
物流センターの防災対策
2011年3月12日
巨大地震の衝撃
東日本を襲った巨大地震の影響で物流網が大きな打撃を受けています。
今後の余震、二次災害などへの対策をしっかり立てておく必要もあります。
物流センターの防災
物流センターは一般の建設物に比べて、大きな建物であるわりには窓、出入口などが少ないため、火災が発生すると迅速に逃げることが難しくなることが少なくありません。
オフィスビルなどに比べて従業員が少ないために火災の発見が遅れ、初期消火活動や火災通報がスムーズに進まない恐れもあります。
しかも発見が遅れると、消火器やスプリンクラーなどだけでは鎮火が難しくなります。庫内が高温化しやすいのです。
さらにいえば窓がないために排煙設備がしっかりしていないと、有毒ガスもまん延しやすくなります。
荷扱いを慎重にしなければ火災を招くことになりかねない貨物については十分にその取扱いに注意するようにしましょう。
また、消防法で危険物に該当する危険物は危険品倉庫に保管するようにします。
そのうえで貨物の特性を理解して、庫内の換気、温度、湿度などを適正に保つように心がけましょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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