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ブログ・鈴木 邦成
迷走する世界経済と日本
2011年11月4日
ユーロ迷走
いったんは収束に向かったかに見えたユーロ問題が再び混迷の度合いを深めています。
欧州通貨統合以降の最大の危機の到来といっても過言ではないでしょう。
日本への影響も気になるところです。
TPPの行方
TPPに参加するのかどうか、日本のスタンスがはっきりしません。
農業重視のスタンスから参加を見送るのか、製造業の地盤沈下を防ぐという意味合いから参加を目指すのか、しっかりしたスキームをそろそろ作り出さないといけないでしょう。
欧州や南米などの先行事例が少なからずあるわけですから、たんに時間を浪費するだけといった会議ではなく、論理的、科学的な分析を交えた、深い熟考が必要といえるでしょう。
また、たんにメリット、デメリットのみではなく、時勢を十分に読んでの判断も必要になります。
残り少ない時間で論理的に国民を納得させうる意思決定を行うことを期待したいところですが・・・。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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