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ブログ・鈴木 邦成
国際物流コストの削減が課題!
2012年8月9日
ロンドン五輪の成果
これまでなかなかメダルに手の届かなかった競技でかなりの数のメダルを獲得できました。
日本人がさまざまな競技に興味を広げている証しともいえるかもしれません。
しかし商業主義に陥っているオリンピックが今後も現状と同じやり方で継続的な成長を遂げていけるかには疑問が呈せられてもよいでしょう。
国際物流コスト
生産拠点をアセアンなどに移転する場合、「生産コストを抑えられるならば物流コストも抑えられるのではないか」という声を聞くことがあります。
確かに中国からアセアン、さらには南アジアへとサプライチェーンの距離が伸びる過程で、労働コストの低下により、生産コストを減らすことは可能になります。
しかし当然ながら、サプライチェーンの距離が伸びれば、輸送コストも高くなります。
生産コストを削減しても物流コストが高くなれば、結果としてトータルコストが大きく下がることはなくなるわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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