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  • ブログ・鈴木 邦成

    ネット通販モールへの出店

    2013年9月4日

     
     
     

    残暑きびしく
    9月になりましたが、相変わらずきびしい残暑です。
    ビールを暑気払いに渇いた喉に流しこむのは熱中症のリスクを考えると、あまり好ましくないようです。
    ネット通販モールの出店料
    今回は物流とは表裏一体の関係になりますが、ネット通販の出店契約の話をしたいと思います。
    仮想商店街、あるいはネットモールの出店契約の方法は一様ではありません。
    たとえば、A通販モールの場合、同社ホームページによれば、もっとも低コストで出店可能なプランは低額で、これを年間一括払いとしています。さらにこのプランの場合、システム使用料が売上の3.5~6.5%ほどかかります。
    これに対して、B通販モールの場合は出店料を後払いとし、初期費用・初月システム利用料が一切かからないようになっています。
    ただし、いずれの出店契約の場合も、運営サイドは利益の有無にかかわらず、毎月、出店料(システム利用料)を手にすることができます。
    またCアパレル通販サイトでは「場所貸し料」を得ています。これは百貨店の売上家賃方式です。
    通販サイト側が仕入を行い、自らが在庫リスクを持つ仕入れ販売も行っていますが、各ブランドをテナントとしてサイトで場所貸しを行い、その販売手数料をとるというやり方です。
    百貨店などが慣例的に行っている売上家賃と同じ方式でこれをネットに持ち込んだわけです。
    その結果、販売手数料はA社やB社のシステム利用料よりも一ケタ多い、25~30%となっているようです。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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