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ブログ・鈴木 邦成
第553回 : 新しい時代 新しい物流システム
2019年4月2日
新元号が「令和」と決まりました。新しい時代がまもなく到来しますが、物流業界の今後はどうなるのでしょうか。気になるところでもあります。
少子高齢化などもあり、コンビニが24時間営業を見直す動きが出てきています。深夜に買い物ができることで便利な面も少なくありませんが、わずかな需要ではル動力確保の視点からの負担が大きくなってしまうということです。
ところで24時間営業体制が見直されると、コンビニへの配送システムも深夜や早朝の活用が難しくなります。
また、配送効率を上げるうえでは効果的なドミナント出店も、個々のフランチャイズ店舗は売上確保に苦慮するケースも少なくありません。
物流効率だけを追求してもサプライチェーン全体での「ウィン―ウィン」は難しいということです。
ICT、さらにはIoTなどを効果的に活用し、サプライチェーン全体が可能な限り利益を共有・享受していく新しい仕組み作りが求められる時代となってくるわけです。
平成30年間で誕生したさまざまなビジネスモデルを、次の令和の時代にいかに修正、進化させていくかということがサプライチェーンのさまざまな領域の従事者に課せられた使命であるともいえるでしょう。
この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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