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ブログ・鈴木 邦成
第565回:ホワイト物流の実現に向けてのポイント
2019年12月26日
ホワイト物流を推進しようとする流れのなかで物流事業者が望まないかたちで発生している過積載や過密運行への強い姿勢での対応も求められてきました。
「これもついでに積んでくれるとつかる」「どうしても納期を順守しなければならないから無理をしても急いでもらいたい」などの依頼は荷主の配慮義務違反に当たることになります。
過積載や過密運行が発生する遠因としては、倉庫、物流倉庫などにおける出荷計画に問題があるケースも少なくありません。緊急出荷となる補充品を定期便に無理に押し込もうとすることにより過積載が発生したり、必要以上の頻度で行われる多頻度小口納入が過密運行を強いたりすることもあります。
しかし、法改正により物流事業者に対して十分な配慮を行うことが義務付けられていることを荷主企業は十分に認識しなければなりません。
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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