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ブログ・上西 一美
第38回:道交法38条を浸透させる言いまわし
2020年12月20日
日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長の上西一美です。突然ですが、皆さんは道交法38条をご存知ですか? 横断歩道における歩行者や自転車優先というルールです。いま非常に検挙数が多い違反で、違反点数も2点となります。
特に信号がない横断歩道では、歩行者が横断歩道の手前に立っている時、車両はその歩行者の横断を妨害してはいけません。横断歩道手前で車両は一時停止を行い、道を譲る必要があります。
信号がない横断歩道、私はセミナーでこのように伝えています。「横断歩道の近くで歩行者がいたら、それは赤信号が点灯しているということです」。そう思ったら、皆さんも停止しようという意識になりませんか? 伝え方により意識が変わります。そして、それは行動を変えますので、ぜひ、社内でも、このような伝え方を行って下さい。
また、もう1つ伝えて欲しい言いまわしがあります。それは、信号がない横断歩道の手前では、ご存じの通り、◇マークがおおむね50mと30m手前に表示されています。
この◇マークは、前方に信号がない横断歩道があるという警告です。よって、このマークは、「黄色信号が点灯している」と思って頂き、減速準備を行う必要があるということです。
いま非常に注目されている道交法38条、この法律は車両を運転する上で基本中の基本だと思いますので、ぜひ、社内でもこのような言いまわしで浸透させて下さい。
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筆者紹介
上西 一美
一般社団法人日本事故防止推進機構理事長、株式会社ディ・クリエイト代表
自動車事故防止コンサルタントとして豊富な実績。
一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/
株式会社ディ・クリエイト
http://www.de-create.com/ -
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