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ブログ・上西 一美
第61回:確認してから操作する意識
2021年12月5日
皆さんこんにちは、日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長の上西一美です。交通事故の原因の1つに「焦り」というものがあります。焦ってしまうと見落としが多くなったり、ハンドル操作が正確にできなくなったりしますが、運転者が焦りを感じる時、ある行動を取るので、危険なのです。
その行動とは、「確認動作と同時に運転操作をする」、もしくは、「確認する前に運転操作をする」です。運転は、認知・判断・操作の繰り返しと言われています。通常、運転者はしっかり確認し、判断してから、身体を動かすのですが、焦りを感じてしまうと少しでも早く操作したいという気持ちが勝ってしまい、確認を満足にしないまま、操作してしまうのです。
それにより、見落としが多くなると言われるのですが、正確に言うと見てはいるのですが、見た瞬間に操作しているので、「見たと同時に衝突してしまう」ということなのです。
そのミスが典型的に出てしまうのが、進路変更です。特に道を間違え、急に進路変更しょうとすると、運転者は確認と同時にハンドル操作する傾向が強くなります。その結果、後続車を確認した瞬間に接触してしまうのです。
このミスを防止するためには、確認するまで、操作を絶対にしない意識を強く持つことが大切です。皆さんも、急に進路を変えたいと思った時ほど、後続車を含む周囲の確認をしてから操作する意識を持って下さい。
参考YouTube動画=「進路変更ここだけは絶対に注意!」https://youtu.be/RWssNqRNOLw
◎関連リンク→ 一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/関連記事
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筆者紹介
上西 一美
一般社団法人日本事故防止推進機構理事長、株式会社ディ・クリエイト代表
自動車事故防止コンサルタントとして豊富な実績。
一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/
株式会社ディ・クリエイト
http://www.de-create.com/ -
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