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ブログ・上西 一美
第77回:運転者が作り出す死角
2022年8月5日
皆さんこんにちは、日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長の上西一美です。
以前にも書きましたが、子供との事故は、生活道路で多く発生しており、平日は午後3時から同5時、土・日は日中に多く発生しています。
もう一つ注意すべきは自転車との接触事故です。最も多いのは交差点での事故で、左折の巻き込み事故は非常にリスクが高いといえます。一時期、「左折時の巻き込み事故による死亡者の9割以上がt以上のトラック」というデータもあったほど、非常にリスクが高いのです。
左折時に注意していただきたいのは、死角による見落としです。大型車の死角が大きいことは、言うまでもありません。しかし、もう一つ気をつけていただきたいのが、「安全窓を塞ぐ」「カーテンを閉める」など、運転者自らが作り出す死角です。
これはそもそも道交法55条違反に当たります。また、フロントガラスにヘルメットなどを置き、死角を作ることも同法違反となります。確認を徹底する前に、「確認ができる状況を作ることが運転者としての最低限の役目」なのです。管理者の方は、一度、車内の整理整頓状況などを確認してみてはいかがでしょうか。
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筆者紹介
上西 一美
一般社団法人日本事故防止推進機構理事長、株式会社ディ・クリエイト代表
自動車事故防止コンサルタントとして豊富な実績。
一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/
株式会社ディ・クリエイト
http://www.de-create.com/ -
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