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運送会社
宮島運輸 初挑戦で「横浜健康経営認証」のクラスAAを取得
2020年6月5日
宮島運輸(宮島秀晴社長=写真左、神奈川県横浜市港南区)では、社員の健康増進の一環として、横浜市が推進する「横浜健康経営認証」のクラスAAを取得した。
同認証制度は、「健康経営」の概念を幅広く普及させることを目的としている。認証を取得することで横浜市中小企業融資制度での金利優遇・保証料助成を受けられるなど、経営的メリットもある。
同社は、2020年度に初めて挑戦。クラスAAの認証を受けた。初回の認証でクラスAAを取得できる企業は少ない。同社はこれまでも、社員の健康増進に力を入れており、継続的な取り組みが高く評価された。
取り組みの要となっているのは2か月に1度開催される安全会議だ。ドライバーからの要望もあり、3年ほど前から健康に関する研修メニューを採り入れるようになったという。スポーツクラブのインストラクターや整体師によるストレッチ講座など、外部講師を活用した研修を実施している。直近では、喫煙と健康をテーマに肺年齢の測定を行った。
喫煙については、月に1度、禁煙デーを設けるなど、力を入れて取り組んでいる。車両についてもバスと軽貨物車両については、すでに全車禁煙に切り替えている。取り組みを続ける中で、社員の喫煙率も徐々に下がってきている。自身もかつてヘビースモーカーだったという高橋昭彦統括部長(写真右)は「吸える環境が少なくなれば、自ずと吸う回数は減っていく。やめようと思えるきっかけがあれば禁煙は進む」と指摘する。
同社では、バス事業で実施している手法をトラック側に採り入れることも多い。健康診断の年2回受診や脳ドックなど導入を進めている。宮島社長は「社員には長く勤めてほしいと思っている。健康でなければ、それも叶わない」と話す。今後も工夫しながら健康経営に力を入れていく方針だ。
◎関連リンク→ 株式会社宮島運輸
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