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運送会社
ショーエイ倉庫 「キリン柄ユニック」とHPで差異化図る
2009年2月25日
ショーエイ倉庫(八原曜子社長、大阪府門真市)はインパクトあるユニック車とホームページ(HP)に注力し、同社の強みや特色を打ち出している。
同社は、小回りが利く2t・4tユニック車を軸に事業展開。その中の1台は、アームとアウトリガー部分に「キリン」がレイアウトされ、インパクトあるユニック車に仕上げられている。運送業界に携わるまでは、洋服の型紙を仕上げるという仕事を手掛けていたこともあり、八原社長自身がキリンの下地を作成。「どの会社のユニックも特徴がなく、色と見た目が寂しい」という思いから、約1年前に手掛けた。
子どもにも人気の「キリン柄」
「子供がびっくりして喜んでくれた」という。実際、「キリンを1台頼むよ」と、顧客から言われることもあり、同社のイメージ定着につながっている。「優しい印象と、その場で和んでいただければやった甲斐がある。今後も増やしていきたい」。
一方、HPは約3年前、プロに依頼して数百万円というコストをかけて立ち上げた。「知人から、大型冷蔵庫を2階に上げてほしい」という依頼が、HP開設のきっかけだったと八原社長。その知人の口コミで「ちょっとした移動」の依頼が増え、「この悩みを抱えている人はもっといるはず」と考えて、開設に至ったという。
個人顧客の依頼には、マッサージチェアや大型冷蔵庫、インターネット取引による運搬などがあり、引越会社には頼みにくいというものが多い。HPから、今では月に数十件の問い合わせがあり、「そのうちの4分の3が仕事に結びついている」と、新たなニーズを切り開いたようだ。
「ここまで引き合いがあるとは思わなかった。厳しい経済情勢なので、特長を生かして新たなニーズを開拓し、しっかりと応えていきたい」と八原社長。「厳しい時にこそ楽しみがないと」と、クレーン車の第2弾の思案を巡らせる。
八原社長
(山田克明記者) -
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