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    ICタグでカゴ台車管理 紀文フレッシュシステム

    2009年3月4日

     
     
     

     輸送で使用するカゴ台車は、物流の現場では管理が複雑になっている。届け先から戻ってこないまま紛失することも多い。管理コストや新たに買い足す費用など、ムダな費用も生み出している。さらに、納品先によってはカゴ台車に商品を乗せたまま保管や陳列に使用している場合もあり、そのまま持ち主不明のカゴ台車になってしまうことも多い。
     こうした課題を解決するために、物流会社の紀文フレッシュシステム(志氣透社長、東京都大田区)はICタグ付きカゴ台車を開発した。


    wakichi2.jpg
     カゴ台車に取り付けた「輸きち」にはICタグが入っており、カゴ台車が物流センターから配送先店舗へ届き、さらに戻ってくるまでをICタグで読み取って管理する。
     システム全体の管理方法は、まずカゴ台車は月1回センター内のハンディで読み取り、棚卸し実績を収集。作業時にも、行き先店舗ごとに荷造りが終了したカゴ台車のICタグをハンディで読み取って出荷する。配送先から再びカゴ台車が戻ってきた時に、センター入り口に設置してあるゲート型アンテナがICタグを読み取り、カゴ台車を確認する。
     このシステムを導入することで、いつ、どの店舗に、どのカゴ台車が届けられたかを簡単に管理でき、戻ってきていない場合にも照会しやすくなる。届け先には、他からもカゴ台車に乗せられた荷物が届くため、管理しやすいように統一した色を付けて、作業者が分かりやすいように工夫もしている。
     同システムを運用開始する際、納入先のセンターで作業者にヒアリングを行った。すると「古いカゴ台車は車輪が回りにくくて、作業しづらい」「大きいカゴ台車が重くて使いにくい」など、今まで埋もれていた意見が出てきた。
     そこで、同社が「新たにICタグ付きカゴ台車300台を買って用意するので、その代わり必ず返却してもらう」という取り決めをして運用を開始。その結果、返却の管理だけでなく、カゴ台車ごとの管理もできるので、車輪が壊れたものは修理して動きやすくするなど、センター内の作業効率も向上した。
     カゴ台車の紛失は物流の現場ではよくあるため、見過ごされがちだ。同社の場合は、4年間で6600台、8200万円分のカゴ台車が紛失していたという。カゴ台車取り付け用ICタグ「輸きち」は1個750円。カゴ台車を毎年買い足す費用を考慮すれば、導入コストは安いと言える。
     同社ではICタグ「輸きち」付きカゴ台車の販売もする予定。ICタグのみの販売はせず、カゴ台車とセットで販売する。同社は「量販店などの物流センターが導入しやすい」としている。(千葉由之記者)

     
     
     
     
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