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    軽貨急配 スポット・チャーター便に進出「トラスポット」

    2009年4月6日

     
     
     

     軽貨急配(齋藤正継社長、大阪府門真市)は2月16日から、スポット・チャーター便による新サービス「トラスポット」を開始した。
     同社が擁する全国6000台の軽貨物車と協力企業のネットワークを生かし、荷物と車両の最適なマッチングを素早く行う。軽車両のみならず2t・4t車、大型車・特殊車両など幅広い車両により、急な荷物から定期便まで、近距離から長距離まで扱う。これまで専属便がメーンだった同社にとって、新生・軽貨急配を打ち出す第一弾の事業となる。


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     同事業の運営には、エムエストレーディング(新保雅啓社長、札幌市)の運行・業務管理システム「Com Truck System(コムトラック・システム)」が活用されている。
     トラスポットは、「信頼(トラスト)のスポットチャーターサービス」がキャッチフレーズ。現在は東京支社(品川区)に受付センターを開設し、東京都、神奈川県、千葉県をエリアに展開。2か月後をメドに、関西にもトラスポットの拠点を開設し、1年程度の間に中部、東北、九州の各地域でも拠点を開設する予定で、順次事業を拡大していく考えだ。
     ソリューション営業部の枻川泰夫次長は、「これまで専属型を柱としてきたが、事業の改革を図ろうと、スポット・チャーター便に本格進出した。全国に『軽貨急配』の看板の車両を持っている強みを生かし、2本目の大きな柱としたい」とし、「地道な営業努力で、引き合いや受注が順調に増加している。トラスポットを皮切りに、付加価値の高い物流サービスを開発していきたい」と話す。
     トラスポットの開始・運営にあたり、キーとなったのが「コムトラック・システム」だ。Webで配車指示、運行管理、売り上げ・請求・支払い管理などをトータルで行うASPサービスで、複数のドライバーの携帯端末へ詳細な配送指示や位置情報をメールで送れるほか、作業の進捗状況をリアルタイムで把握できる。また、入力したデータは乗務日報、点呼表、支払明細書、請求書など各種帳票類に活用できる。
     枻川次長は「一つのデータを入力すると、配車から支払い明細、請求書の発行まで自動的に済むところが気に入っている。経理担当の人件費が確実に削減できている。イレギュラーな配送に対応できるシステムを構築していなかったため、コムトラック・システムを導入しなければ、トラスポットの開始も難しかった。理想のシステムに近い」と高い評価を与える。
     また、「ASPなので初期投資が非常に安価。運送業であれば規模にかかわらず、軽貨物から一般貨物までコムトラック・システム導入のメリットは非常に大きいと考えている」とした。
    (玉島雅基記者)

     
     
     
     
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