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運送会社
荒木運輸 「ドライバーを主役に、会社は社員がつくる」
2020年9月29日
【富山】「会社は社長ではなくて、社員がつくるもの」。そう迷いなく明言するのは、射水市に本社を構える荒木運輸の荒木一義社長。
同社ではそんな思いのもと、積極的な交流を通して社内における好循環を促進している。
全従業員を対象とした社長との個別面談はすでに10年以上続けられており、荒木社長はその意義に言及。顔を突き合わせた形での話し合いのなかでは思わぬアイデアや建設的な意見が従業員から出されることもあるそうで、「訪問されるお客様の手前、出入口は2つに分けましょう」「ドライブレコーダーの存在を後続車に訴えて、車間距離を保ってもらいましょう」といった声は取り入れられて実現に至っており、社長は「現場のことは現場の人間がよくわかっている」と笑顔を見せる。
一方、荒木社長は指導面においても「『するな』『してはいけない』と否定的に発信するのではなく、能動的な行動につながるような前向きな言葉を心がけている」と述べ、「同じ内容でも伝え方ひとつで受け取り側の印象が大きく違ってくる」との点を指摘。また「自分の仕事は従業員らが満足に働けるための環境づくりにある」という考えも明かし、経営者としての気構えにも触れている。
そのほかにも「社員からの意見や要望には結果はどうあれ、しっかりと応える」「自分たちの行動が環境を変えていく」「安易な値下げには応じない。社員を安売りしたくない」…など印象的な言葉を残してくれた荒木社長。
同社が掲げる「ドライバーを主役に据えた会社づくり」は従業員と真摯に向き合う普段からのコミュニケーションを軸とした、互いに責任の伴う明確な意思表示と当事者意識の高い行動の数々が積み重なることによって、日々育まれている。
◎関連リンク→ 株式会社荒木運輸
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