-
運送会社
置田運輸 事故防止コンサルティング事業「いかに社会貢献するか」
2020年12月4日
運送業界にとって経営上の大きな課題である交通事故防止。置田運輸(置田圭三社長、神奈川県横浜市)では、「安全は全てに優先」というスローガンのもと、事故防止に取り組んでいる。Gマークを全営業所で取得しコンプライアンスを徹底しているほか、毎月部署ごとに安全会議を実施している。
そんな同社の安全への取り組みに、今年から「交通事故防止コンサルティング事業」という新たなページが加わった。置田社長のほか、鈴木敦史輸送営業部長、佐々木健児物流管理部課長(安全品質担当)が、日本事故防止推進機構(JAPPA)のプロ講師養成講習を修了。コンサルタントとして活動している。
きっかけとなったのは、交通事故防止コンサルタントの上西一美氏(ディ・クリエイト)との出会いだった。同社の安全品質委員会が主催した研修会の講師を上西氏が務めたことを縁に交流がスタート。
1年半ほど前から、同氏が理事長を務めるJAPPAの指導のもと、社内の事故防止活動スキルの向上を経て、対外的な事故防止のプロ講師を目指す勉強を重ねてきた。今年7月のプロ講師デビューを皮切りに、保険代理店や事業者団体が主催するセミナーで講師を務め、ドライブレコーダー映像を使用した事故防止のポイントを講義している。
同社長が交通事故防止コンサルティング事業で目指すのは、損害保険料の削減だ。事故防止に取り組み、フリート保険の損害率が下がれば、保険料はダウンし、コスト削減を実現できる。何よりも会社に安全風土が根付く。
交通事故の削減は、同社が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)の理念にも呼応するもの。同社長は「何で儲けるかではなく、いかに社会に貢献するか。それがいつか返ってくると考えている」と語る。
◎関連リンク→ 株式会社置田運輸
関連記事
-
-
-
-
「運送会社」の 月別記事一覧
-
「運送会社」の新着記事
-
物流メルマガ