Now Loading...
 
  • 運送会社

    景気低迷理由にトラック引きレース中止 広ト協

    2009年8月19日

     
     
     

    【広島】「トラックの日」の事業として全国各地のト協で実施される例も増えた「トラック引きレース」。その先駆け的な存在でもある広ト協が、景気低迷などを理由にレースの中止を決めた。


    tora2.jpg
    名物イベントに成長したのだが…
     単県でのレース開催から中国ブロック・チャンピオン大会、さらに数年前からは全国大会と銘打った一大イベントとして充実化を図ってきたが、節目となるはずだった10回大会は実現しないことになった。
     広ト協はレースの賞金・商品について、ここ数年間は業界関連の企業などから協賛金の形で300万円近くを募ってきた。関係者によれば、長引く景気低迷でコスト削減に努める各スポンサー企業への配慮もレース中止の一因になったというが、「開催を重ねるごとにイベントの規模が拡大し、それにともなって計画の検討作業などに費やす時間も増大。実行役となる青年協メンバーらの負担感も増していたのは確か」と今春、青年協役員会で中止を決めた経緯を説明。ただ、「一時的な中断」とのニュアンスも残している。
     一方、広島運輸支局を舞台とする「ひろしまトラックまつり」は継続。柱となるイベントを失ったことで、有名タレントをレースへ特別参加させたピーク時には2万人、悪天候の影響で客足が鈍かった昨年でも6000人が集まった会場に、果たして今年、どれだけ来場者を呼び込めるかが現在のテーマとなっているようだ。スポンサー企業にも事情を説明したうえで、協賛金の金額を引き下げるなど、引き続き協力を得ながらイベントを成功させたい考えだ。
     いまのところトラック引きレースに代わるメーン行事は浮上しておらず、子供らを対象とした着ぐるみショーや絵画コンクールの掲示などのほか、マイナス25度が体感できる冷凍車や高所作業車など、人気を得ている特殊車両の乗車コーナーを一段と充実化する。また、各支部の青年部メンバーによる飲食屋台などで会場を盛り上げる方針。「とりあえず今年の実績を見て来年以降の取り組みを考えたい」(同関係者)と話している。(長尾和仁記者)

     
     
     
     
  •  
  •  
  • 「運送会社」の 月別記事一覧

     
  • 運送会社」の新着記事

  • 物流メルマガ

    ご登録受付中 (無料)

    毎週火曜に最新ニュースをお届け!!

    ≫ メルマガ配信先の変更・解除はこちら