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運送会社
山広運輸興業 最大140トン 超大型吊上げクレーン車を日本で初導入
2021年2月26日
規格外の超特大荷物や精密機器など重量物輸送を展開する山広運輸興業(小國康広社長)は1月末、日本では初と言われるコンパクトタイプで140トンの吊り上げ力を誇るイタリアのIDROGRU社製(イドログ)クレーン車を導入した。
この車両は全長9m60cmで車幅が2m50cmと一般のトラックと比較してもさほど大きさは変わらないものの、吊り上げ重量は他の大型クレーン車以上の能力を誇る。コンパクトであるため、狭い現場や屋内での作業に抜群の能力を発揮し、大型工場での機械設置はもちろん、狭い現場での重量貨物の吊り上げなどに役立つとされている。
同社の林健次郎営業部長は、「今回導入したクレーン車以外に、当社では80トン吊4台、70トン吊1台、130トン吊1台などのラフタークレーンをはじめ、60トン吊1台、90トン吊1台などのトラッククレーンを保有し、顧客ニーズに合わせてあらゆる重量物の輸送・運搬を行っている。今回導入したトラッククレーンは屋内での大型荷物にも対応し、ブームの長さ6m50cmで最大140トン吊り上げられるので、どんな工事も輸送も対応できる」と説明する。
同車両はコンパクトであるものの、吊り上げ荷重が大きいことから車体自体も強化。車輪軸が4軸となっており車両重量は33トン。その他に、1個4トンのカウンターウエイトが3個備えられている。
林部長は「日本製ではなかなかここまでの吊り上げ荷重能力を持つクレーン車はない。あらゆるニーズに応えられることから、是非とも超特大貨物の吊り上げ作業では当社を利用してほしい」とアピールした。
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