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運送会社
長谷川サービス エコドラ徹底し「驚異の燃費改善」
2010年11月26日
【千葉県】ハンガー車を利用したファッション衣料の輸送を得意とする長谷川サービス(千葉県市川市)では、2年前から全社を挙げてエコドライブに取り組んでいる。長谷川一久社長は、「いかにドライバーの意識や心掛けが重要か実感している」と感慨深げだ。
同社ではドライバーごとに月間の走行距離と燃料消費量を基に燃費を計算し、給与に反映させる仕組みを導入。「数字が悪ければ自分の実入りが減る」とあって、ドライバーの意識が変わっていったという。「月に1万円程だが、年間で考えると大きい。協力的なドライバーが多かったことも幸いした」と明かす。
以前は、「4t車の地場配送でリッター3.5─4km、良くて5kmだった」が、エコドライブ講習を受講するなど省燃費運転への取り組みが定着したいまでは、「6─6.5kmがコンスタントに出せるドライバーが増えた。積み荷が比較的軽いという利点もあるが、パワーゲート車でも同様の結果が出ている」とし、「なかには、7.6kmを叩き出す優秀なドライバーも現れた」という。
「新車に入れ替えても、ドライバーによって燃費が大きく異なることに驚いた」とし、「性能は格段に上がっているはずなのに、旧型車両の方が良いときもある。当たり前かもしれないが、運転する人間次第ということを改めて実感している」。
また、燃費に直結する空気圧の管理も徹底。「ドライバーも重要性を認識しており、自主的にチェックしている」とも。
さらに、安全運行でも好影響が出ている。「スピードを出すと、どうしても視野が狭くなり燃費も良くない。『基本を大切に』『焦らないことが重要』と教えている。エコと安全はつながっている」と言い切る。 今後の目標について長谷川社長は、「すべてのドライバーが平均的に6.5km出るように、もう1段階、上を目指していきたい」と笑う。
◎関連リンク→ 株式会社長谷川サービス -
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