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    東洋マーク製作所 新型飲酒検知器「AC-011」販売開始

    2011年1月17日

     
     
     

     国土交通省では昨年、輸送安全規則を改正し、酒気帯び状態の乗務員をトラックに乗務させることを禁止した。「酒気帯び状態」とは道路交通法で定める呼気中のアルコール濃度を問わず、アルコールが検出されれば規則違反となり、行政処分の対象となる。
     今年4月からはアルコール検知器を営業所ごとに備え、点呼時に乗務員の酒気帯びの有無の確認が義務付けられる。現在、アルコールチェッカーは多くの機種が出回っているが、機種によってはアルコール以外の成分に反応するケースも少なくないのが実状だ。多人数の運転手を正確に、また素早く行うアルコール検知器が東洋マーク製作所(阿部一道社長、大阪府八尾市)から販売されている。


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     同社では平成14年よりアルコールチェッカーの開発・販売を手がけており、これまでバス、タクシー、運送会社を中心に全国で約30万台以上の販売実績がある。今回、開発されたACー011は据え置き型で実績のあるACー007STの後継機種で、半導体式センサーと電気化学式センサーを搭載し、迅速でしかも正確な検知を可能にした。
     半導体式センサーはアルコール濃度の検知時間が短く、多人数を相手に検知する場合に向いているが、難点はアルコール類似成分に反応する可能性がある点だ。アルコールに近い成分を持つ飲料などを事前に口に含むと反応してしまうケースがある。このような誤反応をカバーするのが、アルコールに対する選択性に優れ、アルコール以外の物質にはほとんど反応しない電気化学式センサーだ。一方で、精度が高い分、検知に時間がかかるのがデメリットとなっている。
     ACー011ではこれら2つのセンサーを搭載し、互いの難点を解消させた。半導体センサー(センサー1)で検知して、アルコール反応があれば、電気化学式センサー(センサー2)で最終チェックを行う指示が出る。
     アナウンス機能が付いているため扱いやすく、管理方法に関しては、プリンターとの接続により、印字出力して記録保存することが可能。アルコール反応が出た場合は反転文字にて出力される。
     パソコンでのデータ管理も可能で、測定日・測定時刻・測定値など細かいデータ管理ができ、検査時にアルコール反応があった時には使用画面をロックし、管理者による解除がなければ使用不可にすることもできる。プリンターとパソコンによる同時管理も可能。
     WEBカメラと連動させて本人確認となる測定中の画像の記録、また、メール設定を行えば、運行管理者の携帯電話などへ自動的にデータ送信することもできる。LED回転灯を活用すれば、アルコール反応があった場合のみ回転灯が点灯し、離れた場所でも確認が可能だ。
     半導体式センサーには予備センサー1個が付き、1年間の保守メンテナンス料もかからない。
     商品の問い合わせは電話072(924)0811番まで。
    ◎関連リンク→ 株式会社東洋マーク製作所

     
     
     
     
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