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    スマートフォンで現場改革を検討 丸泉興業

    2011年2月11日

     
     
     

    【神奈川県】携帯電話の世界で急速に売り上げが伸びているスマートフォン。多機能携帯電話として、通話だけでなく携帯情報端末として活用するためビジネスの世界にも浸透。運送事業者でも、通信連絡コストの効率化や労務管理に導入を検討する動きが始まっている。
     丸泉興業(市川隆訴社長、神奈川県川崎市)はこのほど、iphoneを提供するソフトバンクテレコム社と、スマートフォンを活用したドラレコを提供するパイ・アール社による説明会を開催。拠点の管理者らと経営陣が説明を受け、導入を検討した。
     同社が検討しているのは、従業員との連絡をソフトバンク携帯による固定電話と携帯電話通信コストの削減と、パイ・アールが提供するiphone活用のドラレコ「レコダ」とアルコールチェッカー「アルキラー」の導入だ。


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     「レコダ」は運転席に取り付けたホルダーにiphoneを設置するだけで簡単にドラレコとして使用できる機能。急停止や急ハンドルなど、危険運転を映像で記録し、管理できる。「アルキラー」は持ち運び可能なアルコールチェッカーで、同じくiphoneなど携帯電話に接続して使用し、検知するドライバーの顔映像と共にアルコール検知が出来るシステム。
     iphoneなどのスマートフォンの活用で、運行管理の現場が変わる可能性が生まれる。丸泉興業でも今後の可能性に興味を持ち、同社の市川一隆専務は「社内連絡で使う携帯電話をソフトバンクに切り替えることで通話料を削減できる点は魅力。またスマートフォンはインターネットが見られるので、渋滞情報や天気予報、地図も見ることが出来る」と指摘。現場のドライバーを大切にする同社では、スマートフォンによってドライバー負担が軽減する労務管理の向上を期待している。
     運送事業はドライバーが会社から離れていることが当たり前の業種。通信や情報伝達などの発展は、運送事業にも大いに生かせる。こうした通信システムには補助金や助成事業がない地域が多いが、労務管理を簡便にするシステムが広がることにより輸送の安全も向上すると考えられ、今後の動向が注目される。

     
     
     
     
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