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    ティーエスアイライン 介護タクシーで事業拡大狙う

    2012年3月2日

     
     
     

    【北海道】ティーエスエアライン(豊澤孝幸社長、千歳市)は、介護タクシー事業「ケアクミチャン」を開始した。乗用車1台、バン1台からのスタートで、地元の千歳・恵庭地区を中心に展開する。高齢化社会でのニーズを汲んで事業拡大を見込むとともに、将来は高齢化していくトラックドライバーの雇用の受け皿としても考えている。


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     福祉事業へは初めての進出となるが、「本業の運送業で培った『安心・迅速・信頼』の輸送ノウハウを基盤にサービスを提供していく。質の高い運転技術、丁寧・確実な搬送といったプロの運送事業者の信頼と実績を前面に打ち出し、差異化を図る」考えだ。
     今年初めに介護事業部を設置し、豊澤久美子夫人が部長に就いた。久美子夫人は点字教室のボランティアなど福祉活動を長く行っており、介護資格も保有していた。情報収集・申請手続きを行い、6月27日に事業許可を取得。「ケアクミチャン」は久美子夫人の名前から取り、親しみやすさと覚えやすさを重視、車両には「93(クミ)」のマークを貼付した。当面は女性ドライバーでの展開を図る。
     初乗り料金は最初の1.4kmまで500円、以降333mごとに80円加算する。時間制なら30分ごとに2500円と設定した。
     現在は病院や介護施設・団体などにパンフレットを配布するなど、地道な営業活動を行っており、豊澤社長は「軽貨物1台で始め、チラシを作ってあちこち回っていた頃の苦労を思い出す。電話が1本入るだけで嬉しく、初心に戻る」と笑う。
     貨物運送は荷物の全体量が減少傾向にあるが、介護タクシーは高齢化に伴い顧客の増加が見込まれている。また、「決められた運賃・料金を確実に収受できるのでダンピングが発生せず、一つの依頼で必ず往復運行となる」ことも貨物とは大きく異なる点だ。このほか、「介護事業を始めたことで、運送のお客様から『すごいね』といった反応をされることもあり、良いイメージを持たれるようだ。間接的に運送事業への波及効果もあるかもしれない」としている。
     「市内の利用でも往復2000~3000円の料金となり、宅配便に換算するなら20~30件に匹敵する。当面はサブビジネスの位置付けだが、認知度を上げ、リピーターを増やしていけば、事業として発展する可能性は十分にある」と見ている。「介護タクシーは『障害者や介護認定がなければ使えないのでは』『病院やリハビリ施設への送迎でなければ嫌な顔をされるのではないか』といった認識があるかもしれないが、このような捉え方を改め、利用のハードルを下げていきたい」と強調する。高齢者や少し体調が悪い人などが、近くのスーパーやコンビニへの買い物、友人宅や食事に行くときなど、「普通のタクシーの代わりにドアツードアでお出かけのお手伝いをする。近場なら500円からの料金なので、気軽に活用してもらいたい」と意気込みを語っている。

     
     
     
     
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