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    1本の電話、それは称賛 ロジックスライン

    2012年4月6日

     
     
     

    【千葉県】価格競争から品質競争へ。トラック業界の競争は次のステップに入りつつあるようで、「ドライバーの質の向上が欠かせない」と、従業員教育に力を注ぐ事業者の動きが目立ち始めた。こうした中、首都圏のある事業者に一般消費者から1本の電話が入った。
     これまで一般消費者からの電話といえば、ほとんどがクレームだっただけに、同社社長も「自社のドライバーが何かやらかした」と、謝る準備をしていたという。しかし、電話の相手は予想もしなかった言葉を述べた。


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     航空貨物を中心に扱うロジックスライン(沢田秀明社長、千葉県成田市)に入った消費者からの1本の電話。同社の事務員が受話器を取ったが「クレームの電話だと構えた」という。事務員の緊張をよそに、相手は同社のトラックの運転を褒め始めた。
     沢田社長によると、電話主が高速道路を走行中、ほかのトラックが追い越し車線を走行していく中で、同社のトラックはずっと左車線を法定速度で走行していたのだという。トラックに書いてある社名を調べ、電話を掛けてきたと話す。
     同社長も「てっきりクレームだと思っていたので正直驚いた」と話すが、驚いたのには別の理由もあった。
     称賛されたドライバーはこれまで、クレームを受ける側のドライバーだったのだ。「これまで何度も問題を起こしており、辞めてもらうぎりぎりまでいったドライバーだった」という。「あきらめずに根気強く取り組んだ成果がようやく出てきた」と同社長は振り返る。
     同社では輸送品質の向上を最優先に考え、力を注いできたという。定期的な安全会議はもとより、日々の取り組みも欠かせない。ドライバー1人ひとりに携帯電話を持たせているが、そこに毎日、社長自身が文章を作成し、メールを送っているという。内容は細かく、安全を心がけるよう促すとともに、同社の指示する運転を守れているドライバー、守れていないドライバーの名前を記していくのだ。
     毎日、違った文章を作成しメールを送ることは骨の折れる作業だが、「輸送品質を高めなければ、これからは生き残っていけない」と、意に介さない。
     毎日、安全を守れていないドライバーと記されることは誰も望まない。その結果、徐々に安全に気を使うようになり減っていったという。そうした取り組みの成果が今回の電話につながったのだと同社長は喜ぶ。「今回の件で会社の取り組みによってトラブルをなくし、優良ドライバーに変えることができるということを学んだ」と話している。
     価格競争から品質競争へ徐々に向かう中、輸送品質の向上が欠かせない現状には、経営者の創意工夫が一層求められる時代になってきているようだ。
    ◎関連リンク→ 株式会社ロジックスライン

     
     
     
     
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