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    名備運輸 被災地にボート贈る

    2012年5月11日

     
     
     

    【愛知】名備運輸(丸川靖彦社長、愛知県小牧市)は3月16から18日にかけ4トントラック2台にバス1台、スタッフ総勢15人で宮城県の被災地に出向き、さまざまな支援活動を行った。
     最初に訪れた石巻水産高校には、自転車40台を贈った。これは大阪のサイクルショップ、リコジャパンが行う、不要となった自転車を修理して東北へ送るという活動に協力したもので、修理された自転車は高校生の足として蘇った。


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     南三陸町歌津地区には「漁業の復興に役立てて欲しい」と漁業用ボートを贈呈した。これは、同社創立40周年記念行事の一環として購入したもので、全長6mのボートは主にアワビ漁のためのもので、漁で使用するポールも添えた。ボートを受け取ったのは津波で自宅と船を流された千葉正次さん。千葉さんは「とても良い船でありがたい。これでやっとアルバイト生活から抜け出し、弟と共に漁に出られる」と丸川社長に感謝の言葉を述べた。
     最後に訪れた石巻市雄勝町ではボランティア活動を展開。瓦や硯石として有名な雄勝石の産地である同町は津波で壊滅的な被害を受けた。その復興支援として携帯ストラップに使う石をスタッフ全員でピカピカになるまで磨いた。
     「地元の人たちと触れあいながらの活動はとても有意義だった」と話す丸川社長は、3日間の活動を終え、まだまだ支援の必要性を痛感したという。「これからどういう支援ができるか。物流会社らしい支援がきればと思う」と語り、今後も支援活動を継続していく考えを示した。
    ◎関連リンク→ 名備運輸株式会社

     
     
     
     
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