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    ライオンロジスティクス 地域密着型の出張裁断事業

    2012年4月20日

     
     
     

    【大阪】ライオン事務機の物流子会社ライオンロジスティクス(大阪府東大阪市)は大型シュレッダーを搭載した架装車「エコポリスバン」を導入して事業展開している。親会社の物流を担う以外に事業を模索していたが、環境意識の高まりにより、リサイクルの取り組みが不可欠と判断し、地域密着型の出張裁断事業を行っている。
     導入して8年目になるが、運転者と助手2人体制で企業などに出張し、病院のカルテ、裁判記録、商品券といった機密文書を顧客立ち会いのもと、車内のシュレッダーで裁断。シュレッダーくずは製紙会社に持ち込まれて溶解され、トイレットペーパーなどの家庭紙に生まれ変わる。


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     シュレッダー車は4トントラックを改造したもので、車のエンジンとは別にシュレッダー用のエンジンも搭載しており、1トンの書類を40~45分で処理できる高性能タイプ車。業務用シュレッダーの20~50倍の処理能力がある。
     平成17年施行の個人情報保護法成立を追い風に、社内に大型シュレッダーが不要になり、事務の効率化が図れることなどから、官公庁や学校、病院、百貨店を中心に引き合いがある。セキュリティボックスを置いて定期的に回収を行っており、現在、月の半分以上稼働している。
     中井保専務は「この2~3年で認識されるようになった。そのまま溶解工場へ持ち込むケースもあるが、輸送中の紛失、積み忘れの事故リスクもあり、出張裁断が最適と考えている」と話す。
     また、「お客は何に悩んで困っているのか。ソリューション事業の一環でもある。文書がなくなる最後まで責任を持ってサポートしていければ」と強調する。
    ◎関連リンク→ 株式会社ライオンロジスティクス

     
     
     
     
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