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運送会社
鳴海急送 ドラコン挑戦は人材募集に有効
2012年10月19日
【愛知】「ドラコン出場は社員募集に有効。やる気のある人材が集まり、採用にメリットがある」と話すのは鳴海急送(名古屋市緑区)の酒井誠社長。12年前からドラコン、フォークリフト大会に選手を送り出している。毎年、全ドライバーが社内ドラコンに出場し、上位の者が各県の大会に挑戦している。
求人欄にドラコン出場とうたってあり、応募者らは「教育体制がしっかりしている会社」と受けとめ、「経験がなくても安心して飛び込んでいける会社」と評価してくれるという。入社は、社内ドラコンに出場することが前提だ。
大企業所属の選手の上位入賞が目立つドラコン、フォークリフト大会だが、昨年10月に行われた全国大会の4トン部門で、三重営業所の石垣佳大選手が8位に入賞した。今年も三重大会で優勝、静岡大会で3位に入り、2人が全国大会出場を決めている。
挑戦の契機は、社是「一流企業を目指そう」の一流とは何かを考えたとき、ドラコンで優勝できる人材育成が一流企業の前提と考えた。
本社構内に練習コースを設置。5月の社内ドラコンでは、中部トラック総合研修センターの永田智章部長の総評で「一時停止が甘い」と指摘されたことから、本社の窓から見える位置に停止線と標識を設置。酒井社長は「指摘された弱点を強化し、形にしていかなければドラコン開催の意味がない」と話す。
練習、勉強は各自で行うのが原則。昨年、愛知大会4トン部門で3位の倉本健一さんが中心となって問題を作り、みんなで研究している。同社のテレビ会議システムを駆使し、毎週1回実施して全体のレベルアップを図っている。
将来の夢は、ナルキュウ(静岡県磐田市)、鳴海急送、ナルキュウ西部(岡山県瀬戸内市)のグループ3社から一斉に全国大会に出場すること。酒井社長は「中小が積極的にチャレンジしやすい大会にしてほしい」と語る。
◎関連リンク→ 株式会社ナルキュウ -
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