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    ハンナ ビジネスゲームで戦略や人事管理学ぶ

    2013年4月4日

     
     
     

     ハンナ(下村由加里社長、奈良県磯城郡田原本町)は2月24日、社員研修として、チーム対抗のビジネスゲーム「バトルクレイン」を行った。限られた経営資源で、どれだけの収益を上げることができるかを体感し、またそのために必要となる戦略や人事管理、コミュニケーションの重要性を学んだ。
     1チーム5人で計25人の従業員が参加。各チームのメンバーから社長を決めて、創業。社長の指示のもと、全員で会社を経営していく。
     経営する会社は製造業で、資本金500万円でスタート。すべての会社が市場から同じ生産設備、同じ材料を仕入れ、同じ製品を作り、完成した製品を市場で販売する。資金不足の場合は銀行も利用する。1期を15分とし、合計3期の収益を競う。


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     しかし、最初から材料、生産設備は各社平等に仕入れることができない。そのため材料や生産設備を持っていない会社は、持っている会社と交渉して有償で借りたり、仕事を請け負ったりする。また、作った製品は市場へ持って行っても良品でないものは値切られるか没収される。同じような製品が市場にあふれると値段が下がっていく。1期が終わるごとに人件費1人あたり50万円を支払わなければならず、各社、戦略を練り、役割分担をしながらゲームを行った。各期終了ごとに、決算処理と戦略会議を行い、最終的にどれだけの収益を得たかを競った。
     下村社長は「バトルクレインは現場のドライバーに原価意識やチームワークを持たせるのが狙い。座学ではなく、動きながら楽しみながらビジネス体験してもらった。運転だけが仕事ではなく、現場を担当する社員のチームプレーが一層大切になってくる。会社は今年34期目。違うことに挑戦する意味からも採り入れた」と話していた。

     
     
     
     
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