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    飯尾運輸 マイスター制度導入

    2013年4月19日

     
     
     

    【兵庫】飯尾運輸(兵庫県川西市)では現在、独自の「マイスター制度」の導入に取り組んでいる。飯尾栄治常務は、「トラックやフォークリフトの運転技術、日常のあいさつ、服装などについて細かく段階を設け、ドライバー一人ひとりについて評価していく。荷主からの評価も加味する」と説明する。
     基準をクリアしたドライバーには「マイスター」の称号を与え、「どこに出しても恥ずかしくないドライバー」として認定。社内ではリーダーとしての活躍も期待する。「ドライバーにとって『認められている』というのはステータスや、やり甲斐にもつながるはず。満足感を高めることで、ドライバーの成長も促したい」と付け加える。


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     「新規荷主を獲得するには『会社』だけでなく、『人』もアピールしていかなくてはならない」とし、同制度を「営業をかけていく上で、大きなアピール材料となるはず」と期待を込める。「荷主から『あのドライバーに来てほしい』と言われるような、『人』が商品になる会社にしたい」。
     同社は、ISO14001の取得をはじめとする環境対策に加え、安全面でもさまざまな取り組みを展開。安全靴や安全ベルトの装着を徹底しているのはもちろん、フォークリフト免許も全ドライバーが保有している。
     さらに、オイル漏れが発生した際に備え、全ての車両におがくずとウエス、中和剤がセットになったオリジナルの「油漏れキット」を備え付けている。
     これらの取り組みについて、「我々のビジネスでは、1回でも×が付いたらもうダメ。顧客にどうやったら喜ばれるかを常に考えている」と説明する。
     「ダントツ品質ナンバー1」を目標に掲げ、「品質を上げていけば、『安かろう悪かろう』には決してならないはず」とし、矢継ぎ早に対策を打ち出している。というのも、同社の荷主の多くは製造業。「海外に拠点を移す顧客も増えており、これからは業種に問わず、仕事を取っていく必要がある。会社にひとつでも多くのセールスポイントを作っていきたい」と話す。
     同常務は協会や団体のセミナーなどにも積極的に参加し、情報やノウハウの収集に注力している。「運送業界はまだまだ『やっていないこと』が多く、大きな可能性があり面白い」。
    ◎関連リンク→ 有限会社飯尾運輸

     
     
     
     
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