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    大和陸運 感謝の心忘れず 顧客第一主義を貫く

    2013年8月16日

     
     
     

    【奈良】大和陸運(喜多祥之社長、奈良県大和郡山市)は車両25台を保有し、積み合わせ便を主力に近・中距離輸送を担う。「断るな」が基本スタンスで、小さな荷物や引っ越し、チャーター便と、請けた仕事は100%こなす。ドライバー不在時は社長自らハンドルを握り、顧客第一主義を貫く。
     「お客さんに喜んでもらえるように」と喜多社長。運転者教育には特に力を入れており、専門の講師を呼んで勉強会やマナー講習会を積極的に行う。「うちの商品は運転者。君らが大切な商品だ」。社長は日頃からそう言い聞かせている。「商品」を充実させ、「商品」を守るため、顧客と対等に取引していくのがポリシーで、「『使ってやっている』という考えを持っているお客さんは1社もない」。運転者に「働いてもらっている」という感謝の心を忘れない。また、価格競争には乗らない。これまで他社に流れたお客は1件もなく、同社の運転者の作業品質に対する信頼は厚い。


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     同社は積み合わせ便のさきがけで、今から約30年前に開始。また、入念な梱包作業を行った上での輸送は顧客から高い評価を得ている。倉庫を保有し、荷物を預かって在庫管理、ピッキング、検品、発送とアウトソーシング事業も積極展開。昨年9月に本社倉庫を移転したが、敷地面積は1800坪から5500坪に、倉庫は800坪から2500坪に拡大した。荷物はバーコード管理され、誤発送はなく、移動式ラックで効率的な入出庫も行っている。細かい温度管理で荷物を保管し、セキュリティー機能も充実させ、倉庫の差別化を図る。
     「今年の目標は関東進出」。本社を移転して間もないが、早くも次の目標を定めている。

     
     
     
     
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