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    流通サービス ドラレコデータで指導

    2014年7月14日

     
     
     

     流通サービス(野村眞一社長、埼玉県草加市)は、デジタコを使った管理システムを導入して6年になる。長期にわたって取り組みを継続してきたことで、安全と環境対策で大きな効果を上げるとともに、社員の意識にも変化が現れている。
     「一番の成果は、6年間で2300万円以上の燃料費削減に成功したこと」と話すのは、運輸安全・省エネマネジメント推進室の樽見耕二室長(写真右)。「事故予防を目的に、騎西輸送課に導入したのが最初」と言い、現在、全車両の約半数にあたる73台にデジタコを配備している。


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     同社では、本社でデータを一括管理するとともに、班ごとに日々のドライバー指導を行っている。「一番気にするのは速度」と同室長は話し、「先代から続く50km走行の徹底も、デジタコ導入でより正確にチェックできるようになった。急加速、急発進を見て、指導の必要があればデータをもとに指導を行う」と話す。
     同室長は「温度差を小さくしていくこと」を課題に、「現場の意志を尊重し、自主性を大切に取り組みを進める」と、本社での管理の方向性を示している。小野豊也室長代理は、「同じことを続けていると気の緩みがでてくる。当たり前のレベルを上げ、高いレベルで維持できるようデジタコメーカーとも協力している」という。「車種やメーカー、年数によっても車ごとに特徴が出るため、同じ運転をしてもデータの出方が変わってくる。エコドライブの習熟だけでなく、車両の特徴も踏まえて細かく設定の見直しをしている」として、デジタコメーカーに定期的に見てもらうことで最適な状態でドライバー管理をしている。
     デジタコを使用した管理システムについて、同室長は、「機械の力を借りて走行状況をよくすることで、燃費の向上と安全運転につながる」と捉えている。「指導や管理は人が頼りだが、その裏付けとなるデータを明確に出せるようになった効果は大きい。データを示しながら指導ができるので、お互いに納得して話し合いができるようになった」と、現場でドライバー教育にあたる管理者たちの評判も上々だ。今では、「導入を打診すると、全車に入れて欲しいと言われたり、自分のところでも入れたいと申し出る管理者も多い」と言い、現場レベルでもデジタコの活用が定着している。
     「燃費の向上という目に見える成果とともに、ドライバー指導の様子をほかの管理者から見聞きして利便性を認識する管理者が増えている」という。今後は、「デジタコの機能を活用し、動態管理なども行いたい」と話す。
    ◎関連リンク→ 株式会社流通サービス

     
     
     
     
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