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    上中田・王田さん あと1年夢に全力、世界チャンピオンめざし

    2014年6月27日

     
     
     

     「残された時間を全力でやりますので、トラック業界のみなさん、ぜひとも応援よろしくお願いします」――。
    一般貨物運送事業の上中田(清原清忠社長、兵庫県加東市)でトラックのハンドルを握りながら、20歳から思い描く「世界チャンピオン」の夢を追い続ける王田尚史(おうたたかし)さん。「いまはフェザー級かスーパーフェザーでやっている」というが、これまでの戦績は8勝12敗2引き分け。
     所属する千里馬神戸ボクシングジムの三木後援会長を清原社長が務めている縁で、A級ライセンスに昇格した4年ほど前から同社の業務で日中は汗を流す。「大型トラックが持ち帰った荷物を積み替え、2トンのバン車で横持ち配送する」という任務が完了すれば、その足で神戸市中央区にあるジムに通うのが日常。「ボクシングだけで食べることはできないし、かといって夢も諦めたくない」と、奥さんと3人の子供を持つ立場も噛み締める。


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     現在36歳。「世界チャンピオンや同ランカーといった一部を除き、37歳になった時点でライセンスを失う」(王田さん)という現実が目の前にあるが、「その日が来れば、先のことはそのときに考える。それまでは、とにかく集大成と思って全力を注ぐだけ」と夢はぶれない。
     「地元(三木市)の出身ということで後押ししたい…それがきっかけだった」という清原社長も、「本人にとって一区切りとなるボクシング人生の残り1年を、どう取り組んでいくのか見守っていきたい」と話している。

     
     
     
     
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