【岐阜】恵武急便（山田有恒社長、恵那市）では昨年度から健康経営の優良法人認定を取得。社内では関連の取り組みを随時すすめている。

「健康じゃないと仕事ができないということをあらためて実感した」と語る山田社長。体調不良や怪我で突発的な欠勤が頻発したことがそのきっかけと語り、仕事や社内環境の安定化のためにも「日常的なケアと予防が必要」との見解を示す。

社内で設置したトレーニングジムにはウェイトから有酸素運動が可能なマシンがずらりと並び、従業員向けに開放。「健康増進だけでなく怪我の予防にも有効」と考える筋肉強化はその実践が目にみえるようにと専用のタイムカードを設けて使用を促し、さらに市営のスポーツジムも福利厚生の一環として活用する。

また６月にはドライバーを対象に外部講師を招いたストレッチ教室を企画。ヨガインストラクターの宇野貴子氏によるレクチャーを通しては腰痛が改善したとの声が届いており、またセルフでの取り組みが可能なことから日頃における継続的なケアが可能だ。

そのほかにも雑穀米を盛り込んだお弁当の補助など食育面でも関連の動きを強めている同社。山田社長は一連の流れを通して「健康で長く働いてもらいたい」との考えを明かしており、人に重きを置く自社の姿勢を継続させていく構えだ。

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