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運送会社
金子運輸 評価制度で2つ星獲得、ドライバーの努力を形に
2019年8月30日
金子運輸(金子俊之社長=写真左、埼玉県富士見市)は今年度の都貨物輸送評価制度で、二つ星の評価を受けた。
金子社長は初年度で二つ星の評価を受けたことを、「素直にうれしい」と表現する。
同社では東ト協のエコドライブ事業であるグリーン・エコプロジェクト(GEP)に発足時から参加しており、燃費の記録をつけていた。そのデータを活用できることから、3年ほど前に星の取得に向けて動き出した。
実際に乗務員への指導を行ったのは、同社の宇賀村政光管理部長(同右)。
「GEPの燃費記録書類も利用できると聞いていたので、せっかくなのだからドライバーの努力を形にしようと思った」と、同部長はきっかけを話す。
苦労といえば、必要書類が多かったこと。そして、燃費記録書類の中でドライバーと交わすコメント欄の部分だった。「文章が苦手なドライバーも、中には個性的な文字を書くドライバーもいる。最初は日本語ではなく筆記体かと思うこともあった」と振り返る。
同部長は、彼らとコミュニケーションをとり、一人ひとりにコメント欄の文章や内容を変えた。最初は「頑張ります」などの一言が多かったが、徐々にバリエーションが増えていった。最近では、同部長の業務が立て込んでいると、ドライバーから、記録書類を促されるまでになった。
同社では今回の二つ星を受け、「まずは評価を受けて一安心」としているが、今後も参加し続け、「評価を上げていけるよう、努力を続けていきたい」としている。
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