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    ヤマトオートワークス 「夜間点検実施、車両を止めない」

    2007年6月18日

     
     
     

     「我々はコスト削減会社。運送会社出身の整備管理会社だからこそ、ニーズがわかる」と言い切るのは、ヤマトオートワークス(YAW、東京都江東区)の堀越克己社長。ヤマト運輸の工場として四万台の車両を管理してきたノウハウを生かし、「同じ悩みを持つ運送事業者のお役に立ちたい」と、平成15年に独立した。
     「車両の稼働を止めない」をモットーに、自動車整備専門に車両管理をトータルでサポートする。24時間・365日体制という同社の営業時間は、運送業界の時間帯別・車両稼働率が起因。「夜間運行は3割、残り7割は日中運行している。稼ぐべき昼間の時間帯を点検整備に費やすのはおかしい」と、「空き時間帯を有効活用する」という営業スタイルだ。


     車両稼働を止めないばかりか、運送事業者が車両整備のために用意する予備車両コストを削減する。
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     同社では、顧客と年間の会員契約形式を取り、車両一台ごとの使用状況に応じて整備する。独自のモバイル点検システムを導入し、車両に関する整備データを蓄積。会員はYAWが作成する年間計画に基づいた出張定期点検サービスを受けるので、車両を整備工場に持ち込む手間や時間を節約できる。
     加えて、「法定3か月点検と車検の完全実施。点検時に必要な部品を事前に把握できるので、整備時間を大幅に短縮。臨時整備の抑制につながる」という。同社での車検は、小型トラックで2時間、中型なら4時間、大型が7時間程度。
     「最近はトラックメーカー主導の整備も増えているが、彼らはもの作りが仕事。車両を延命させる当社は、メーカーと相反する存在」と強調、「経営環境の厳しい物流業界で生き残るには、物流で競争し、車両の整備管理は共存共栄すべき。運送会社出身とのことで、ライバル視されがちだが、当社の優れた整備技術とサービスをご活用いただきたい」と提言する。(松宮志のぶ記者)
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    ◎関連リンク→ヤマトオートワークス

     
     
     
     
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