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    近物レックス 小中新社長インタビュー

    2007年7月2日

     
     
     

     6月13日の定時株主総会で近物レックス(静岡県駿東郡)の社長に就任した小中章義氏(写真)。昨年末に親会社ハマキョウレックス(浜松市)の大須賀正孝会長から同社再建を任せられた。
     京都大学を卒業後、大手総合商社に30年以上勤めてきた小中社長にとって、物流会社の経営はもちろん初めて。しかし、「サービスと品質を何より大切にしなければいけないという点はどの業界も同じ」と気負いはない。社長就任のあいさつで、全社員に送ったメッセージは「収支の改善」。「経営とは車の両輪。収益と同時にコスト意識を持たなければいけない」と、コストを度外視した売上重視体質を抜本的に見直すと宣言した。


     そのために行った最初の改革は、全国15地区の地区部長への責任と権限の委譲。従業員の賃金設定以外のほぼすべての意思決定権を地区部長に与えた。その一方で各地区の毎月の損益計算書をトップから最下位まですべてオープンにした。
     「そうすることで各地区どうし競争意識が芽生え、現場が動き出した」と、これまでともすれば本社からの指示待ちだった姿勢に変化が出てきたという。
     次に行った改革が「1人1000円運動」。これは文字通り、全員が売上アップやコストダウンなど1日1000円の利益を上げようという運動だが、目的はそれだけではない。「1日1000円の利益を上げるために、自分はどうすればいいのかを各自が考える。そうすれば全員が『コスト意識』という同じ方向に向かって動き出せる」と、全員参加型の組織づくりと、そこで得られるメリットの大きさを強調する。
     このように経営の指針と実現のための戦術を示す小中社長。自身は徹底的な現場主義だ。それは「現場を知らずして経営はできない」という徹底したハマキョウイズムがあるからだ。現在、社長はじめ本社のスタッフに15地区の担当を割り当て、毎週各店所に出向いている。そして各地区部長と共に改善等のアイデアを出し合い、良いアイデアがあれば本社の会議で情報交換をする。そうした横の連携を密にすることが大きな組織のフットワークを軽くする。
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     「我が社は人が資源。3600人すべての社員がしっかり働いている。一体感を持って進めば会社は必ず良くなる」とし、今後の同社に舵取りに自信を見せる。   (加藤 崇記者)
        ◇
     48年生まれ。59歳。京都大学法学部卒業、伊藤忠商事入社。関連会社を経て現在に至る。
    ◎関連リンク→近物レックス

     
     
     
     
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