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    トレック 小型車用の旋回式レッカーを発売

    2008年10月20日

     
     
     

     中国のレッカーメーカーの広東粤海汽車有限公司は今秋、小型車用としては世界初の旋回式のレッカーユニット「SADR 432 TR」を発売する。
     3.5tクラス以下の小型レッカー型トラックに対応。乗用車から小型トラッククラスの作業を主体とした、日本市場向けの特別仕様となっている。


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    「SADR 432 TR」
     狭小路での作業性に優れ、吊り上げ能力も従来品より向上。同社製品の日本代理店を務めるトレック(横浜市)の垂水英五社長は、「買い替え需要を開拓したい」と意気込みを見せる。
     これまでの旋回式レッカーユニットは大型車用がメーンだが、同社長は日本と海外の交通環境の違いを指摘。「例えば、あぜ道に落ちた車両を引き揚げたり、事故・故障車両を移動させる時に日本のように狭小な道路が多いと、大型レッカー車は不向き。地下スペースなど車高制限がある場所にも進入しづらい」と説明。日本の顧客からは旋回式の小型レッカー車を求める声が多かったという。
     同ユニットのレッカーブームは、旋回角度が180度で車両の横・後ろ方位の作業が行える。3段階に伸展し、最伸展時の吊り上げ荷重は最大で1200kg。ブーム強度を増すため、ブームを四角柱から六角柱に変更した。ブームの伸展距離はボディ中心から最長で3567mm、ボディ横から2200mm。
     同社長は、「ブームが旋回することで、大幅な作業効率アップが図れ、使用範囲が広がる」とPRする。
     被けん引車をけん引するアンダーリフトは、テールゲートから1930mmのロングリーチで、最伸展時の吊り上げ能力は約2000kgと従来品より吊り能力を高めた。
     納入期間は、1か月半から2か月程度。「販売開始から順調な滑り出し」で、すでに数件の受注があるという。
     同社は代理店制を採用しており、現在は6社が販売。メンテナンスは販売代理店以外に、北海道から九州までのレッカー修理工場が請け負っている。
     URLは、http://www.towreck.co.jp/index.html

     
     
     
     
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