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製品・IT
石井産業 ライトパレットで合理化提案、軽量化と価格ダウン実現
2020年4月17日
パレットの製造・販売を行う石井産業(石井聡社長、大阪市中央区)は、代表製品「ライトパレット」で物流現場の効率化と合理化を提案している。
同製品は、家電製品のコンテナ輸送の際に、コンテナ内の温度上昇に伴い木製パレットから発生する湿気が原因で製品故障につながる問題を解決するために開発された。独自の技術で強度を維持して、大幅な軽量化と価格ダウンを実現している。通常タイプの他に、軽量積載物用で航空貨物に最適なUタイプや、自動倉庫、長尺積載物、リターナブルに対応するSTタイプがある。
石井社長は「ワンウェイ用でも強度に問題がないので、繰り返し使用することができる。オプションとして、積載物のずり落ちを防ぐL字アングルや、ロール状の製品を積載した時の転がりを防止する転がり防止ストッパーなどを付けることも可能」と説明する。
また、木製パレットの使用後に発生する木くずの心配もなく、スチールパレットはスクラップ処理ができるので、廃棄処理費用削減にもつながる。
国内で流通しているパレット約6800万枚のうち、木製パレットが約6割を占めており、まだまだスチールパレットのシェアは低い。石井社長は「これまで関西工場設備・備品展や関西物流展など多くの展示会に出展し、スチールパレットのメリットについてお話してきた。荷物の形状や顧客に合わせたオーダーメイドのスチールパレットの設計から製造・販売ができるのが当社最大の強み。物をただ運ぶという時代は終わり、輸送にいかに付加価値をつけるかが重要になっている今、物流の効率化と合理化にマッチした製品を今後も提供していく」と話した。
◎関連リンク→ 石井産業株式会社
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