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    住商紙パルプ 「顧客本位」でトータルに包装資材を提供

    2008年11月14日

     
     
     

     住商紙パルプ(東京都中央区)の化成品部は、各種フィルムやプラスチック段ボールなど包装資材の提供を行っている。資材そのものをオーダーに合わせて納品するだけでなく、梱包物や業務オペレーションに応じて「お客さま本位の提案をしていく」のがポリシーだ。
     紙化成品本部・化成品部の木寅信太郎部長代理(写真右)と、岸本久幸課長代理(同左)に話を聞いた。


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     9月に開催された「国際物流総合展2008」にも出展した同社。同展に合わせる形で企画・開発したプラダンタイプの通い箱「KAYOKO」は、来場者から好評を得た。同製品は、フレームや取手を排除。接合部に金属鋲を用いない構造で軽量化を実現している。
     箱の内部には凹凸がなく、完全にフラットな形状となっているのも特徴だ。これにより、「部品が外れてしまうことがなく、異物混入の可能性を排除できる」「(内側がフラットなため)商品を傷つける心配がない」(岸本氏)などのメリットがある。プラダンそのものの強みとして、「フリーサイズ」「小ロットへの対応」などの利点も兼ね備える。同社は、繰り返し使う「通い箱」の用途として普及を図る。
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    通い箱「KAYOKO」
     「KAYOKO」というキャッチーなシリーズ名の製品をリリースした同社だが、「内側から外側まで、梱包に関する全てを提案する」(木寅氏)という「ソリューションの提供」が基本事業だ。顧客の要望に応じて、多くの資材の中から最適なものを提案、「梱包物としては、自動車部品や電気・電子関連が多い」(岸本氏)という。
     顧客の要望は、「商品事故の撲滅」「コスト削減」などがあるが、最近多いものとして、木寅氏は「積載効率の向上」を挙げる。「パレットやコンテナに積む際に無駄なスペースを作らないよう、製品や寸法を見直していく」。
     また、オペレーションにまで踏み込んだ提案も行うのは、「現場にもよく足を運んでいる」(同氏)という同社ならでは。「トラックの積載効率を上げるために箱を大きくしても、作業員が運べなければ作業効率は低下してしまう。女性(の作業員)は10kg、男性は12kgまでが限度」と例を挙げ、同社は、積載効率と作業効率の双方が両立する提案を行う。「強みは、トータルでの提案力」(同)。
     同氏は、「中身(荷物)さえ分かれば、どんな輸送にも対応できる。多くの取り扱い製品があり、多くの引き出しの中から『お客さま本位』での提案を行う」と、同社のポリシーを改めて説明する。
     同社のHPは、 http://www.sumishopaper.co.jp/

     
     
     
     
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