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製品・IT
ドコマップジャパン 運行記録アプリを提供、既存のユーザー向け
2020年4月28日
車両動態管理システム「DoCoMAP」のレンタル・販売を行うドコマップジャパン(浦嶋一裕社長、東京都港区)は3月10日、既存のユーザー向けに運行記録アプリ「docomap PLUS」を無料でリリースする。今回、サービス提供を開始するアプリは、ユーザーからの要望を吸い上げ、運転や荷積み、待機など運行記録をつけることで日報を作成ができるアプリとなっている。
「DoCoMAP」は小さな端末をトラックに搭載することで、GoogleMAP上でトラックの位置を確認できる車両動態管理システム。また、同社には同システムと通信型ドライブレコーダーを組み合わせた製品「docomap Eye」があるが、浦嶋社長によると、昨今の煽り運転などの危険運転が多発していることから、同製品への問い合わせが数多く寄せられているという。
今回リリースされるアプリ「docomap PLUS」は、「DoCoMAP」や「docomap Eye」を利用している運送会社のトラックドライバーがダウンロードし、運行記録をつけることで、自動的に日報が作成できる。
使い方は簡単で、運転を開始する時に「運転」のボタンをタップする。ボタンはその他にも、荷積み、荷下ろし、待機、休憩など自由に設定できる。それぞれの時間に、対応したボタンを押すことでドライバーの状況が記録される。詳しく数値を設定することで、荷積み・荷下ろし時の荷数を合わせることもできる。
例えば、「荷積み・荷下ろしはパレット数、給油はリットル数など数値を決められる。そのため、ある地点で荷積みをして10パレットを積み、別の地点で5パレット荷下ろしし、現時点では5パレットを積んでいる状態」というふうに荷数を合わせられ、日報にはその情報も自動的に記録される。さらに、車の空車率も可視化されるので、現在の配車効率も計算できるようになるという。
また、同社では同日に「DoCoMAP」の管理画面「docomap Dashboard」を新たに設計し、同日にリリースする。こちらもユーザーからの要望を取り入れ、「トップ画面にあったコントロールパネルを管理画面に移すことで、使い勝手がよくなっている」と同社長は説明。
同社では、今後もニーズに応じて機能を付加していく予定で、ユーザー目線の開発を続けていくとしている。
◎関連リンク→ 株式会社ドコマップジャパン
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