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製品・IT
バスク ボールタイプのTPMSを4月に発売
2020年4月20日
バスク(埼玉県志木市)はこのほど、世界初のボールタイプのタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)として、「トラック用AirSafe AS―TBS」の日本国内での提供を開始すると発表。今年4月の発売を予定している。
同製品はタイヤの内部にボールを入れるだけで、走行しながら空気圧と温度を車内のモニターで確認できるというもの。営業部セールスマネジャーの榎本喜誠氏は、「従来は、ホイール内にセンサーをスチールバンドで固定していたため、手間や時間、コストがかかっていた」が、「当社製品なら半額から3分の1程度の工賃に抑えられる」という。
タイヤの本数は、6輪から最大22輪まで対応。「本数が多いトラックやトレーラにもローコストで導入いただける」と説明。モニターにはすべてのタイヤの空気圧と温度が一覧で表示され、空気圧や温度が危険な状態になると、警告音で知らせる。「パンクなどのタイヤトラブルを未然に防ぎ、特に、ドライバーが気付きにくく、トラブルに発展しやすいスローリーク(ゆっくりと空気が抜けるパンク)も見逃がさない」。
ボールはピンポン玉ほどの大きさで、バッテリーの耐用年数は2年から3年。「タイヤの中でボールが転がるが、トラックのような大きな車両であれば違和感も少ない」と語る。
Bluetoothを搭載しており、「運行管理システムと連携することで、遠隔地の運行管理者もリアルタイムでタイヤ状況が確認できる」と説明する。
榎本氏は、「TPMSは、欧米や中国など主要国ではすでに装着の義務化が進んでおり、日本でも法制化が検討されている」と指摘。「危険物の配送などは、荷主からの指示でTPMSが必須になることも多いと聞く。当製品は導入のコストや手間の削減に寄与できるはず」と熱く語った。
◎関連リンク→ バスク株式会社
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